老後破産とは?原因・特徴と今からできる対策
年金がある。退職金もある。持ち家もある。それでも毎月の収入より支出が多ければ、資産は静かに減っていきます。
この記事の結論
老後破産を考える最初の数字は、貯金額そのものではなく「毎月の収支」と「資産寿命」です。
老後破産を考える最初の数字は、貯金額そのものではなく「毎月の収支」と「資産寿命」です。
老後破産とは
「老後破産」は年齢によって定められた法律上の制度名ではありません。当サイトでは、老後の収入や金融資産だけでは生活費や必要な支出を継続的に賄うことが難しくなり、家計の維持が困難になる状態を広く表現します。自己破産手続きをした状態だけを意味しません。
毎月3万円の赤字でも、20年なら720万円
| 毎月の不足 | 10年間 | 20年間 |
|---|---|---|
| 1万円 | 120万円 | 240万円 |
| 3万円 | 360万円 | 720万円 |
| 5万円 | 600万円 | 1,200万円 |
| 10万円 | 1,200万円 | 2,400万円 |
老後のお金では「今月いくら足りないか」と同時に「その状態が何年続くか」を見る必要があります。
まず3つの数字を確認
- 毎月の手取り収入
- 毎月の支出
- 現在の金融資産
この3つが分かれば、現在の単純な月次収支と資産寿命を計算できます。
貯金1000万円なら安心?
毎月5万円の赤字なら年間60万円です。1000万円を年間60万円ずつ取り崩す単純計算では約16年8か月。65歳からなら約81歳8か月です。一方、毎月の収支が均衡していれば同じ1000万円でも状況は大きく変わります。
主な原因
- 年金収入が生活費を下回る
- 現役時代の生活水準を変えられない
- 住宅ローンや高い家賃が続く
- 持ち家の税・管理・修繕費を見落とす
- 保険・車などの固定費が重い
- 医療・介護・家族援助などの支出が重なる
- 想定より長い老後になる
防ぐための順序
- 現状を数字で確認
- 固定費を確認
- 働ける場合は収入を考える
- 住まいを比較
- 公的制度を確認
- 医療・介護など将来支出を考える
- 家族と共有する
すでに支払いが難しい場合
家賃、住宅ローン、借金、医療費などの支払いが難しい場合は、長期シミュレーションより先に公的制度・相談先を確認してください。
家賃、住宅ローン、借金、医療費などの支払いが難しい場合は、長期シミュレーションより先に公的制度・相談先を確認してください。
主な情報源
生活費・年金・金融資産などの数値を掲載する場合は、総務省統計局、日本年金機構、J-FLECなどの一次資料をページ内で明示します。モデル計算は公的統計ではなく、当サイト独自の単純計算として表示します。
計算上の注意
当サイトの「資産寿命」は、入力した金融資産を年間赤字額で単純に除した簡易計算です。運用損益、物価変動、制度改定、医療・介護・住宅修繕などの臨時支出を含まない場合があります。
当サイトの「資産寿命」は、入力した金融資産を年間赤字額で単純に除した簡易計算です。運用損益、物価変動、制度改定、医療・介護・住宅修繕などの臨時支出を含まない場合があります。