老後の医療費はいくら必要?治療費の全額を貯める必要はない
医療費は、公的医療保険の窓口負担、高額療養費の上限、制度対象外費用、収入減に分けて考えます。
「治療費100万円=自己負担100万円」とは限りません。
年齢・所得・加入保険に応じた窓口負担と上限を確認し、食事、差額ベッド、交通、日用品等を別枠で準備します。
医療費を4つに分ける
| 区分 | 確認する内容 |
|---|---|
| 保険診療の窓口負担 | 年齢・所得による割合 |
| 高額療養費 | 月額上限、多数回該当、年間上限 |
| 対象外費用 | 食事、差額ベッド、交通、日用品等 |
| 収入への影響 | 休業、家族介護、通院の交通・付き添い |
準備額の考え方
加入保険者へ自分の所得区分と上限を確認し、対象外費用の月予算と必要月数を加えます。民間医療保険は、その予算を貯金で負担できるか、保険料累計と比較します。
治療を費用だけで自己判断しない。
医療上の判断は医療機関へ、自己負担上限は加入する保険者へ確認してください。
老後医療費を3つに分ける
- 保険診療の窓口負担
- 高額療養費等で上限を確認する部分
- 食事、差額ベッド、交通、保険外診療など別に必要な部分
医療費総額と実際の家計負担を混同せず、加入保険者で確認した上限と対象外費用を別々に予算化します。
入院中も通常生活費は続く
家賃、住宅ローン、光熱、通信、家族の生活費が残る場合があります。医療準備金だけでなく、収入が減る期間の月収支もシミュレーションへ加えます。
相談先
限度額、世帯合算、多数回該当等は加入する健康保険組合、協会けんぽ、国民健康保険、後期高齢者医療制度の窓口へ確認してください。
確認した主な情報源
- 厚生労働省「高額療養費制度」:自己負担上限等の公式確認先