老後のお金を数字で確認

親に貯金額を聞くには?老後のお金を話す順番

「貯金はいくらあるの?」から始めると、監視されているように感じることがあります。生活上の困りごとと緊急時の準備から始めます。

先に結論

金額を聞く目的を「財産を知りたい」ではなく、「困ったときに必要な制度や支払いを確認できるようにしたい」と伝えます。

話しやすい順番

  1. 最近困っている支払いがないか
  2. 年金だけで毎月足りているか
  3. 保険・通信・車など高い固定費がないか
  4. 介護が必要になったときの希望
  5. 重要書類の保管場所
  6. 口座・保険・不動産の一覧
  7. 大まかな資産・借金

会話の例

例1
「相続のためではなく、入院したときに公共料金や介護費の支払いが分からないと困るから、口座と保険の一覧だけ一緒に作らない?」
例2
「うちの老後資金も計算していて、親の生活費を全部払えるわけではないから、今のうちに使える制度を一緒に確認したい」

避けたい伝え方

  • 「どうせ貯金ないでしょ」と決めつける
  • 認知症になる前に全部通帳を渡してと迫る
  • 兄弟に相談せず一人で援助を決める
  • 家を売れば解決すると先に結論を出す

話し合いの前に子ども側が準備すること

  • 何を確認したいのかを「緊急時」「毎月収支」「介護」「実家」に分ける
  • 兄弟姉妹がいる場合は、役割と情報共有方法を先に相談する
  • 一度で全財産を聞き出そうとせず、複数回に分ける
  • 本人の意思とプライバシーを尊重し、通帳や暗証番号を強制的に預からない

最初の目標は正確な資産総額を知ることではなく、「困った支払いがあるか」「緊急時に何を見ればよいか」を共有することです。金額の話が難しい場合は、重要書類の場所や連絡先だけでも確認します。